ページをめくる手が、止まった。そのページに写る、色も形も理想通りのバッグが誘惑していた。まるで「買ってね」とウィンクをくれるかのように。リビングでファッション誌を見ていたわたしは小さく叫んだ。「カワイイ!」。
次の日曜日、駅ビルのショップでわたしを射止めたブラウンのハンドバッグをゲット! 嬉しさで、心が躍った。


学生の頃から、ファッションに関わる仕事をやりたい!と思い、アパレルの会社に勤めて3年が過ぎた。同僚や先輩はやっぱりみんなセンスが違う。プチプラものとブランドものの使い分けが上手い。
わたしの使っているバッグは、買ってから2年以上ヘビロテして金具が壊れてきてるし、今の好みとはちょっと違う気がしてきた。
でも捨てたくはないし、思い切ってわたし流にアレンジしたい。
ジブン色のカワイイバッグって作れないかな?